別名・輪宝山城・りんぽうざんじょう 1362(貞治）～1580（天正8） 主な城主・長　越前守信行 訓谷（香美町香住区）集落を見下ろすように、形のよい山がある。頂上付近に一部、岩が露出していて、目立つ。この山が、輪宝山(標高148ｍ）。里のシンボルでもある。林甫城は、輪宝山山上にあり、佐津川を挟んで、無南垣地区の愛宕山にあった館山城（たてやまじょう・別名　無南垣城）と争ったとされる。郷土研究家によると、林甫城は長氏の居城で、山頂に位置する主郭は東西20ｍ・南北41ｍ、主郭の背後には深さ5ｍの堀切と小規模な二段の曲輪を配置し、さらに続く細尾根に小規模な堀切・堅堀と大規模な堀切（幅10ｍ・深さ6ｍ）を構築しているとしている。 　一方、光永寺裏山の高さ20ｍくらいのところに平坦地があり、ここが林甫城址だといわれていたという説もある。（海岸道路の工事で削り取られたが・・）また、高城とも書かれているので、その東側のおよそ70ｍの高さにある平坦地がそうだ、との考えもあるようだ。詳しくは、インターネットで「林甫城」を探すと、但馬の山城や但馬の城のホームページがあるので、参照を・・・。

沖野神社　けやき（ニレ科ケヤキ属） 樹高21ｍ・幹回り5.3ｍ 天文23年（1554年)社殿再建のときに、植えられた樹とされている。地上8～10ｍ付近で、4本に枝分かれした枝張りは24ｍに及ぶ。

クロマツ（マツ科マツ属） 樹高22ｍ・幹回り5.1ｍ 樹齢400年と推定される老松が最近まであった。この辺りは、かつて数百年生のクロマツが生い茂りっていた。いまでは、老松は少なくなったものの、200メートル西一帯に大きく綺麗な松林が広がっている。