女将のほのぼのブログ

2008年08月21日

「最期の川」を渡るまでの儀式

私たちの訓谷という村では、命を見送るに際し、いろんな儀式があります。
きのうは、その大きな儀式のひとつ「大逮夜」。
たいていは、初七日にされていますが、わが親戚「七助」(屋号)では、初七日がお盆に当ったこともあって、二七日(ふたなのか)の8月20日になりました。
村中のおうちに仏さんへのお参りをお願いして来ていただける方のお参りを受け、お寺さん(ご住職をそう呼びます)といっしょにお経さんをあげるのです。
地元の親戚も含めて、70人ぐらいの人に集まっていただきました。
お経さんのあとに「冷たい緑茶」と「お菓子」。
少しでも工夫して、と、姪と2人であれこれ試食、試飲したりして準備しました。
「おいしいお茶。もう一杯おくれ。どうして作ったん?」
「お菓子もおいしいのんばっかりだし」っと、親戚のおばちゃんたちにほめていただいて、ホット、ほっとでした。
こうして、儀式のひとつひとつをこなしつつ、大切な命をお見送りしていくんだナと、いつも思います。
お寺さん(住職)の講話でも、命はあしたがわからんことをよく話されますし、大事にしないと・・・
また、お寺の境内の「月下美人」が、大逮夜にあわせたかのように咲いて、それも七助の屋号を偲んだのか、七輪咲きそう、という話も、その若い住職さんにしていただきました。
一時間前
 一時間前の月下美人の花をまず、パチリ
大逮夜を済ませた夜遅く、もういっぺん、お寺へ月下美人を見に行きました。
月下美人が満開に
 満開になった月下美人
七輪の花のうちの一輪
 七助を偲んで咲いた七輪のうちの一輪
「うわあ~~、ええ匂いがするぅ~~」(⌒~⌒)
(大きな声出したら、ろうそ(老僧)さんが起きなるだねェー。もうちょっと、小さい声で・・・、と陰の声)
私もいい匂いを・・・
 とってもいい匂いを私も・・・
ザンザン降りの雨の中、背中や頭をビショビショにしつつの観賞でしたが、七助のご先祖に、合掌。
もうしばらく、見送りの儀式は続きます。
「最期の川」を渡るまで・・・
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