女将のほのぼのブログ

2018年01月18日

竹田城跡の「一本松」がバイオリンに

天空の城として人気の竹田城跡(兵庫県朝来市)は、冬の間、登ることはできませんが、今月16日、ちょっとしたセレモニーがありました。
それは、親しまれてきた「一本松」(高さ15メートル、樹齢100歳以上というアカマツ)とのお別れを告げるものでした。

伐採される前の竹田城跡の一本松

このアカマツは、昨年8月、樹木医に「枯死」と診断され、やむなく、この日、多くの人に見守られる中、伐採されました。

バイオリンに生まれ変わるアカマツ

 
切られちゃってかわいそうな気がしましたが、バイオリンに生まれ変わるという、うれしい話も聞けました。
地元出身の有名な弦楽器製作者(東日本大震災の奇跡の一本松バイオリン製作者)がおられ、天空の城のシンボル的存在だったこのアカマツも朝来版‘一本松バイオリン‘にしようという構想が進められ、2019年度中にも完成する見込みだそうです。

また、この周りには幼木が何株も育っていて、それが大きくなるのも楽しみです。

うちの地元、佐津海岸でもクロマツの大木が雪の重みで折れたり、枯れて、やむなく伐採しなくてはならなくなったことがありました。
でも、佐津海岸にはまだたくさんのクロマツが白砂青松の美しい浜辺を形成しており、竹田城跡でもまだ3本の大木が雄大な石垣に彩りを添えていて、訪れる人を楽しませてくれています。

あ、それと、このアカマツもそうだったそうですが、枯死を示すようにキノコを育て、子孫繁栄のため、たくさんの松ぼっくりを作ってたそうです。
その松ぼっくりの枝は、地元の観光協会の窓口などに飾られていると聞きました。

松ぼっくりがいっぱいの枝

春になって、登れるようになったらまた竹田城跡へどうぞ!
(冬の間でも行ける佐津海岸の方へもどうぞ^^)