女将のほのぼのブログ

2017年10月06日

古代の塩づくり体験

きょう、地元の小学校の児童と我が家で古代の塩づくり体験をしました。

海水は、きれいな佐津海岸訓谷浜でくんでしようかな、と思っていたのですが、このところ天気が悪かったので、柴山湾沖合の海水を漁業組合さんのご厚意でいただきました。(安全を確認済みなので)

その海水40ℓを7ℓまで6,7時間かけて煮つめた「かん水」(濃縮海水)を作り、私たちが手作りした製塩土器に入れて、炭火で煮つめて塩をつくります。

我が家には、カニを炭火で焼いてお客様に食べていただくため、炭火を入れる囲炉裏やケヤキ火鉢があって、土器で海水を煮つめる古代の塩づくりにはちょうどいい具合です。

子供たちは、だんだん煮詰まっていくようすをじーとにらめっこしながら、ときどき、冷やしたカニホークでかきまぜながら1時間半ほどかかって頑張りました。
すると、途中、土器の内側がうっすら塩で白くなり、みんな夢中です。

ついでに、はんごうでご飯も炊き、焼き芋もして、できたばかりの塩を付けてさっそく食べました。
感想は?って聞いたら「おもってたより甘~~い!」
塩じゃあないみたいでした。

最後にみんなで名前を付けてと言うと「さづ(佐津)の甘しお」ととっても素敵な名前をつけてくれました!

しっかり質問もしていましたし、色々勉強になったようですし、古代の塩づくり体験は大成功でした。

みんなとってもたのしそうで、よかったです。


*製塩土器にできた天然の塩。土器といっしょに一人一個ずつ、児童の皆さんに持って帰ってもらいました。(^^)

(愉しそうな写真を先生も私もいっぱい撮っていますが、学校で紹介されるのを楽しみに、このブログではあえてこどもたちの顔はださないようにしました・・・笑)