「こんな大きなスイカなので、みんなに食べてもらおうと思いまして」
城下町や名物の皿そばで知られる兵庫県出石町で、重さ41キロ、長さ65センチもあるジャンボスイカが収穫されました。
育てたNさんは、にこやかな顔で、話します。
巨大なスイカは、地蔵盆のお供えにしたあと、大きな包丁(昔、藁を切るのに使ったものとか)で切り分けられました。
集まった子どもたちは大はしゃぎです。
さっそく、大きなスイカをほうばった子どもたちは「おいしい、おいしい」
「どうぞ」と勧められ、僕もいただきました。
しかし、一口食べて、正直なところ、少し水っぽいと思いました。こんなに大きいのだからしょうがないですよね。
「本当においしい?」と意地悪く僕はもう一度聞きましたが、子どもたちは「絶対おいしい」と譲りません。
Nさんへの感謝気持ちから気を遣ったのでしょうね。
ちょっと、心がぽわーと温かくなりました。