ほのぼの「木船」だより

2004年07月19日

海の日

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 きょうは「海の日」。
 
 海のすぐそばで生まれ、いまも住んでいる、この地。
 三川山(みかわさん)を源流とする佐津川が日本海に流れ込んでいる。

 流域は、純農村地帯のため、家庭排水以外に流れ込む汚水は少なく、最近は、下水道も完備されてきたので、海水はどこにも負けないきれいさだと自負してはいるものの、魚介類などが豊かなままかと問われれば、僕が子どもだったころに比べやはり減少していると言わざるを得ない。

 山々もどこより緑豊かではあるけれど、かつてブナなどのみごとな原生林だった三川山は、その多くの木々が高度成長時代に伐採されたといわれ、昔ほどではなくなっている。そこから流れ込む佐津川の流れも、川や海に棲む生き物たちにとっては、かつてほどの魅力のある水ではないのも事実だろう。

 子孫に豊かな海を残すため、僕たちになにができるだろう。

 10年以上前から続けている都会の子どもたちのための自然体験民宿村事業などで、環境教育を進めることもその一つだと考え、仲間の人たちとがんばっている。
 ことしからとくに力を入れている海水浴の皆さんへのゴミの持ち帰りの呼びかけやタバコのポイ捨て防止のためのポケット灰皿配布なども、地道ながら必要なことだと、実施している。

 我が訓谷浜では、この夏「はななす咲く訓谷浜はみんなの宝物です」と立て看板を立てた。
 
 全ての人の心にも立て看板が立てられればいいのに。
 「海は人類の宝物です」と。