「え、10人のうち4人はお年寄り・・・」
65歳以上の人口を表すのが高齢化比率だけど、隣の町で初めて40%を突破した。
わが町は、というと25%だが、兵庫県全体の18%を大きく上回っている。
そんな新聞記事に嘆いていると、横から「うちの近所では、とっくに高齢化率はもっと高いわよ」と女房。
何をいまさら驚いているのといいたげな顔だ。
なるほど、我が集落でもお年寄りは多いし、独り暮らしも目立つ。
しかし、今の65歳は、とっても元気で、わが集落では区長さんなど役職に付いたり、何をするにも中心的な年齢だ。
うちのまわりの高齢者の人たちも、それなりに元気だし、独り暮らしでも決して不幸に見えない。
静かな田舎の自然とゆったりと流れる時間の中で、嬉々として畑仕事に精を出している。
実際には苦労も多いだろうけど、僕にはそう見える。
お年寄りたちが幸せなうちに、幸せに見えるうちに・・・。