女将のほのぼのブログ

2008年12月14日

「ママぼし」を読んで

「ママは、きょ年の夏休みのおわりに天ごくへいきました。そして『ママぼし』になりました。ママにお手紙を書きます」
「『ママぼし』になったママ。空の上から見ていてくれますか。わたしのたん生日に『ママぼし』を見るために買ってもらった天体ぼうえんきょうを見ながら、弟たちとママに話しかけている声が聞こえていますか」
     
「夏休みの毎日は、ほとんどおばあちゃんといっしょにすごしました」
     
「ママの分も家のしごとをしてくれているおばあちゃんをすこしでもたすけてあげたいなあと思っていたので、おばあちゃんが『ありがとう。ごくろうさん。十時のおやつを食べて、やすみ」とよろこんでくれたときの顔は、今でもおぼえています」
     
「・・ママのお花が、この夏休みにもさきました。『ママ星」からも見えますか。これからは、わたしがママのお花のせわをして、来年もさ来年も赤い花をさかせるから、毎年楽しみにしていてね」
     
「わたしの『ママぼし』は、空で一番大きくて光っている星です。わたしは、うれしかったとき、よくがんばったなあと思ったとき、『ママぼし』を見上げます。『ママぼし』は、いつも、『よく頑張ったねえ』『楽しいことがあった?』と、たずねてきます」
     
「おとうさんやおばあちゃん、弟たちと元気になかよくくらしているから、あんしんしてね」
「また手紙を書くから、それまで、さようなら」
 ーーーこれは、「第42回小中学生作文・詩集 但馬の子ども」(県立但馬文教府主催)の特選に選ばれた小学校2年のKちゃんの作文の抜粋です。
読んでいて、涙があふれて、止まらなかったです。
私のママ(母)ぼしも、空で光りはじめて、もう22年。そのあいだ、何度、見上げたことでしょう・・・
うれしかったこと、悲しかったこと、くやしかったこと、意見を聞きたいとき、いくどとなく、見上げたものです。
あ~あ、母だったら、おかちゃんはどう思う?と。
S君(長男)がT大に受かったんだでー、Y君(次男)がK大に、そして、Wちゃん(姪)も、みんな東京だでー、(何年か後には)就職が決まったでー、みんな元気にしとるでーなどなど・・・
そのたんびに、ママ(母)ぼしは、やさしく光って、ほほえんでくれて、私に安堵の気持をくれています。
これからも、ずっーと、やさしい光で、私をほんわかと、包み続けてくれるかな
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