3年ほど前から認知症を発症し、画面から遠ざかっておられる女優の南田洋子さんをご主人である長門裕之さんが毎日、献身的に介護されている様子がテレビのドキュメント番組で映し出されました。
そういえば、最近、テレビで見かけなかったなァ、とちょっとショックでした。
「洋子には今まで苦労かけてきたから、洋子のことは僕が世話してやろうと思って・・・だけど、洋子の記憶は毎日、毎日、どんどん消えていくんです。つらいですョ。僕がなんとかしてやろうと思っても、どうにもならん!!のです。。。」と長門さん。
「もう、ワラをも掴む思いですョ。良くなる方法があったらなんでもいいから教えてほしいですョ」と涙ながらに・・・。
これみながら、また、思い出してしまって、
私の母は、61歳で亡くなりましたが、53歳で小脳脊髄変性症を発症し、8年間、父の介護(そのうち4年間は寝たきり)を受けました。
当時、私は、子供たちがまだ、小学校低学年で手もかかり、ほとんど介護を助けてあげられなかったのですが、父が母の世話を全部してくれました。
この長門さんといっしょです。男の人が女性の介護、世話をするということの大変さをつくづく感じました。
でも、具合が悪くても、生きている、生きていれば、話もできるし、笑顔も見れます。日々、大変だと思いますが、
南田さんがよくドラマで言われていた「人間生きているだけでまるもうけ」という言葉、そのもの、一日でも長く生きて、病気を進行させない努力をしてほしいなと思います。
お2人の闘いにこの曲を贈ります。
「ノクターン」
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女将のほのぼのブログ
2008年11月03日