我が家から車で30分ぐらいの兵庫県豊岡市の田んぼの人工巣塔で、自然界に放鳥されたコウノトリ（国の特別天然記念物）が、5ケの卵を産みました。
考えてみると、
まだ、子どもたちが、幼稚園のころ、人工飼育が始められていて、毎年、お盆すぎになると、そのコウノトリの飼育場が一般公開され、見学に行ったものです。
声をだしたらあかん、と言っていたので、子どもたちはシーンとして神妙な顔で、大きな白い鶴のような鳥をまじまじと見つめていたことを覚えています。
職員の方の数も少なくて、施設も小さくて、いかにも地味な、根のいる大変なお仕事だと、よく思いました。
子どもたちは「あの人（飼育員の方）、ひとりでやっとんなるんけえ」と、不思議そうにしていたほどです。
「こんなんで、ほんとに、コウノトリが増えるんかなァ。好きじゃないと、できんでぇー」と思ったもんです。
ところで、コウノトリって
「一度、カップルになったら一生だそうで」
いろいろ紆余曲折（鳥にしても）あるんでしょーが、私たちも見習わないと・・・ー
それからもうひとつ、巣立ちするときも、ひとり立ちするときも(親離れのとき）、親鳥は幼鳥に対して、なかなか、なかなか、きびしいんだそうです。
人の世では、さしずめ、
「可愛い子には、旅をさせよ」かな・・・。
順調にいけば、3月下旬にはふ化し、6月には大空へ羽ばたくそうです。


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