満開の桜
千年の木々・・・
ゴーンとお寺の鐘が鳴って
それは、始まったのでした。(写真はもちろん開演前と後です)
我が家から車で15分ぐらいのところにある円山応挙の襖絵で有名なお寺で
開かれた「南こうせつ音楽会」
私の席は、本堂の右脇。前から3列目。
あの南こうせつさんが、およそ4メートルの手の届きそうなところにいるう~~w(゚o゚)w オオー!
あの人懐っこい笑顔が(おもに横顔でしたけど)・・・
そよ吹く風に小鳥啼き 川の流れもささやくよ
季節の花はうつりゆき 愛しい人は今いずこ
ほほえみひとつ涙ひとつ 出逢いも別れも抱きしめて
生きてる今を 愛して行こう
『まごころに生きる』という、曲から始まり、
『妹よ』や『夢一夜』など次々に・・・
キレイな高い声がお寺の境内に響き渡り、
満開の桜や千年の木々や石畳や灯篭や落ち葉の脇を風のように流れてゆきます・・・
円山応挙が襖に描いた孔雀も聴いているようでした(⌒-⌒)
この日は良いお天気で(ちょっと肌寒かったですが・・・)
落日がまともに南こうせつさんを照らし
本人も「観音菩薩になったような気がします」とか「この世でない、死んでるような、あちらの世界で歌ってる感じ」とか、とっても愉しくて時々、説教のような(本人も大分のお寺の4男坊だとかで)語りをしておられました。
本堂に100人、境内に300人のわずか400人の音楽会。
知り合いの実行委員の中心人物に聞くと、南こうせつさんは、地元香住出身の亡きお友達の供養として音楽会を開かれたそうで、ノーギャラだそうです。
檀太郎さんも友人、応援団長として最後に挨拶されていました。
大感激のうちに、何回もカーテンコールのあと、落日とともに、終わった小さな音楽会。
あなたはもう忘れたかしら
赤い手ぬぐい マフラーにして
私も陰の声の主も大好きな『神田川』もじっくりしっかり心に刻むように聴けたし、もういうことありませんでした。(‘▽’*)ニパッ♪
うちあけますが、私は、本当は熱心なフアンではありませんでしたが、(歌は大好きですが)歳を重ねるうちに南こうせつさんの本当の良さがわかる気がしてきました。
西からの日差しで(彼岸からの、かな?)すっかり日焼けして(私の左側の席にいて、一番西陽に当たっていたから)南こうせつの歌に聴き惚れていた陰の声の主(主人)も満足顔で家路についていました。
午後3時半から午後6時近くまで歌い続けていただいた南こうせつさん、
こんな田舎まで来ていただいて、ありがとうございました。
この音楽会のことは、一生の宝物になります。
きっと・・・
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女将のほのぼのブログ
2012年04月15日