このところ好天続きで、お客さん、雪のことはまったく気にせずに来られていますが、30年に渡って来ていただいている方が「毎年、楽しみにしているものが、いっぱいあるからねえ」と・・・
「カニ刺し(活ガニの餅花造り)、それともカニみその甲羅焼きですか?」とお聞きすると、
「カニはもちろんだけど、手作りの餅にたくあん、それからでっかいイチゴも」と。
そういえば、昨夜も夕食がかなり進んだ頃、姪がお酒の熱燗をお持ちしたところ、「焼ガニの炭火がお餅を焼くのにちょうどいいねぇ~」って、話されていて、それを聞いた私は、栃餅や草餅、豆のかきもちなどタイミングよく?お出ししたら、大喜びされていました。
しかし、辛いのは「このお餅、買って帰れないの?売ればいいのに。。。。」といつも言われることなんです。
このお餅は、私がお客さんには器械で搗いたもちは出せん!と、主人のお尻を何度もたたいてやっと杵と臼でついてできる、貴重品?で、大量生産はとっても無理なものですから「ここで(ほのぼの民宿「木船」)食べていただくだけなんですよ。毎年、楽しみにされているお客さんのために残しておく、それだけなんですよ」と・・・
それから、手作りのたくあんも、畑でダイコンを作り、寒風に干し、いつものメンバー総出でつけるものですので、たくさんは作れません。
また、好評なデザートのでっかいイチゴ(品名は「章姫あきひめ」)も、親しい農家に頼んで残してもらっているもので、こちらも大量生産ではないので、ある時ない時があるんです。(ある時は、わざわざ買ってかえられるお客さんもおられますが・・・)
ほかに、白イカのこうじ漬け(自家製)も好きな人にとっては・・・(陰の人は「幻のこうじ漬け」なんて勝手に名付けて悦に入っていますが、これも大量生産は絶対、無理なんです)
これからも、お客さんが楽しみにしていただけるものを、維持し(餅つく体力、いつまでモチ続けられるかな~と陰の声がダジャレも入れて、また、言ってますが・・・)もっともっと増やさなくっちゃ、と思っています。
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女将のほのぼのブログ
2011年02月06日