100年近く活躍してきた
餘部鉄橋さん
(高さ41m、長さ310m・兵庫県香美町のJR山陰線)
16日の運行を最後に
長い歴史に幕を閉じました。
「本当にお疲れ様でした」
「ありがとう」
ラストランがあったあと、
夜中のうちから
解体の準備が行われ、
次の日には
西側の橋げたからおよそ40メートルの下へ
クレーンで下ろす作業が
始まりました。
空き地には、はずされたレールや枕木が
仮置きされていました。
餘部鉄橋に使われている鉄材は約1000トン。
長い間、風雪に耐え、
研究材料になるため、
鉄材は鉄道総合技術研究所(東京)や
大学などに提供されるほか、
記念グッズになる、とか。
鉄橋は、すべて解体、撤去されるのではなく、
西側の橋脚3本と橋げたは残し、
地上41メートルの
「空の駅」として残し、
空の散歩を楽しめる展望台に
なる計画です。
来月12日には、
鉄橋に代わるコンクリートの
新しい橋「餘部橋梁」が開通しますが、
その間、運休される香住ー浜坂駅間は
代行バスが運行されます。
餘部鉄橋さんが
消えてゆくのは寂しいけれど、
一部は残るし、
新しい楽しみ方ができると、
期待したいと思います。
地域
2010年07月18日