先日、大阪へ行った時に
司馬さんの記念館の見学に行きました。
すごい量の本が並んでいました。
思わず、主人に
「さあさあ、記念写真撮って、あやかろうヨ・・・」
と言ってしまいました。(内部は撮影禁止なのに)
(記念写真ぐらいで書けるもんなら誰も苦労せんーと陰の声)
とか、なんとか言いつつ、
天井まで並ぶ本に圧倒されていました。
司馬さんは、菜の花が大好きで、
書斎から見える花壇(直径1メートルぐらいの円筒形の)には、
菜の花はもちろん、季節の花を植えて、
楽しんでおられたそうです。
(このときは、庭の隅にツワブキが咲いていました)
私も菜の花が大好きです。
花屋さんで買ってまでは飾りませんが、
白菜、大根、青梗菜(チンゲンサイ)、
小松菜などなっぱの菜の花や
河原に咲いているセイヨウカラシナの菜の花も
摘んできて飾ります。
あと、ヒマワリ、連翹(レンギョウ)、蝋梅、ラッパスイセン
などなど、
あれぇ~~
黄色い花ばっかり。
実は黄色い花が大好きなんでした。
きっと、司馬さんも・・・
・‥…━━━☆・‥…━━━☆
司馬さんの「21世紀に生きる君たちへ」という遺筆の中に
(途中より)
自然物としての人間は、
決して孤立して生きられるようにはつくられていない。
このため、助け合う、ということが、
人間にとって、大きな道徳になっている。
助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、
いたわりという感情である。
他人の痛みを感じることと言ってもいい。
やさしさと言いかえてもいい。
(続く)
司馬さんは、これれの感情は本能ではないから
訓練して身につけなけらばならない、と書いています。
そして「たのもしい君たち」になって、と。
そして、君たちの未来が、
真夏の太陽のようにかがやいているように感じた、と。
司馬さんは、明るい色(花も)が好きで、
明るい未来を信じて
私たちを見守ってくれている、そう感じながら
記念館を後にしました。
女将のほのぼのブログ
2009年11月09日