我が家(ほのぼの民宿「木船」)から車でおよそ30分のところに、兵庫県立コウノトリの郷公園があります。
ここの園長をされている山岸哲さんが書かれた、あるコウノトリの冒険を追った「げんきくん物語」(講談社 青い鳥文庫)に、子供の頃の鳥との出会いを紹介されています。
長野県で生まれた山岸さんは、小学校4年生頃、遊び場だった神社の境内で、青い卵を見つけたそうです。ムクドリの卵だったのですが、それ以来、卵探しに夢中になったそうです。
まだ、小学生だった山岸さんにとって、卵探しはたいへん骨の折れることでしたが、卵を見つけたときの興奮と感動にはかえがたい魅力があったと書いておられます。
そして、現在のコウノトリの研究にも、野山をかけまわっていたころの経験が大きく役立っていると。
我が家は、カニ民宿としてお客さんをお迎えすることが多いのですけど、夏は海水浴や生物部の合宿、春や秋は体験学習の拠点としてこどもたちがやってきます。
きれいな海や山や川に囲まれていて、自然が豊かなため、海の幸に恵まれているため、成り立っているしごとなんだんあ、といつも感謝しています。
そして、お客さんとして来ていただきたいのはもちろんですが、旅行でも、さらに移住でも、どんなかたちでも自然体験をしてほしいなあ、といつもおもっています。
少し前、コウノトリの郷公園にある直売所で、うちの陰の声の主(主人)が「げんきくん物語」の本を買ってきていました。私はまだじっくり読んでいないのですけど、暇を見つけてゆっくり読んでみたいとおもっています。そして、子供たちにもぜひ、読んでほしいと・・・