粘土で作られ、なんでも、明治、大正、昭和初期のころ、出産祝いや嫁入り道具のひとつとして使われ、家の宝物だったといいます。
兵庫県但馬地方では「葛畑人形」(旧関宮町葛畑地区)、丹波地方では「稲畑人形」(旧氷上町稲畑地区)が有名だったそうで、稲畑にはいまでも製作される方がいらっしゃいます。
元気な子が授かるようにとか、幸せを願って、いろんな土人形が作られました。
ちょっと汚れていたりで、いまでは古くなったことは隠せない土人形がほとんどですが、どれも想い出がいっぱいつまっているようで、当時を知らない私たちにも、どこか懐かしい感じがします。
(写真は、先日、香美町で開かれた土人形展で撮影させてもらった一部です)