うちの旦那さんは、カラオケがヘタです。
はっきり言って、オンチです。
どうも、母親ゆずりのようなんです。私にとって姑に当たる、旦那の母親の歌を聴いたことがありますが、はっきり言ってオンチでした(スミマセン)。旦那のオンチとよく似ていました^^。やっぱり、親子だと納得しました。
でも、うちの旦那は、たまにカラオケでマイクを持つことがあります。
やめておけばいいのに、と思うけど、旦那は「下手な歌には味がある」と、意に介しません。
歌うのは、若い頃に流行ったフォークや歌謡曲で、一番好きなのは「いつまでもいつまでも」です。
先日、同級生旅行で出雲大社へ行き、玉造温泉のホテルでの宴会で、ほとんどが演歌を歌うのに、旦那は自分の好きな歌を歌ったらしいのです。
座が、さぞかし白けただろうと想像しましたが、そうでもなかったと笑います。
歌ったあとで「ありがとう」と手を叩きながらとても喜んでくれた友がいたというのです。
その友は、3年前に奥さんを亡くしたことを誰にも言わずにいて、その席でみんなに告白したばかりだったそうです。
『いつまでもいつまでも、想い続けるいつまでも・・・』
純粋に一人の女性を生涯愛し続けたと想像できる友人。
この歌のフレーズが妻を亡くした彼の胸に深く深く染み渡ったのかなあ、と旦那はいつになく、神妙な顔でぼそっと話していました。
四葉のクローバー・我が家「ほのぼの民宿 木船」の庭で