ほのぼの「木船」だより

2004年06月01日

ふるさと

 「え、10人のうち4人はお年寄り・・・」
 65歳以上の人口を表すのが高齢化比率だけど、隣の町で初めて40%を突破した。 
 わが町は、というと25%だが、兵庫県全体の18%を大きく上回っている。

 そんな新聞記事に嘆いていると、横から「うちの近所では、とっくに高齢化率はもっと高いわよ」と女房。
 何をいまさら驚いているのといいたげな顔だ。
 なるほど、我が集落でもお年寄りは多いし、独り暮らしも目立つ。

 しかし、今の65歳は、とっても元気で、わが集落では区長さんなど役職に付いたり、何をするにも中心的な年齢だ。
 うちのまわりの高齢者の人たちも、それなりに元気だし、独り暮らしでも決して不幸に見えない。
 静かな田舎の自然とゆったりと流れる時間の中で、嬉々として畑仕事に精を出している。
 実際には苦労も多いだろうけど、僕にはそう見える。

 お年寄りたちが幸せなうちに、幸せに見えるうちに・・・。